・エコカラットって何?
・エコカラットのメリット・デメリット
・エコカラットとタイルとの違いは?
本記事では、エコカラットの説明からおすすめの貼る場所、注意点についてエコカラットを採用した家づくりや、実際に貼ったこともあるダックが紹介します。
エコカラットとは
エコカラットとは、LIXIL(INAX)が販売している
調湿効果のある内装用壁材です。
(商品名をエコカラットといいます)
素材は多孔質セラミックス
(粘土や鉱物などが原料)
多孔質とは、内部に気孔(穴)がある
→ 調湿効果GET!
エコカラットのメリット・デメリット
・調湿効果
(具体的な数値も最後に解説してます!)
・消臭効果
・デザイン性の高さ
・壁紙に比べて高価
※壁紙の約8~20倍(種類、箇所、面積による)
・欠けたり割れやすい
エコカラットのメンテナンス方法
掃除機をかけるときは掃除機がエコカラットに当たらないように!
床と壁の取り合いに巾木がある場合は問題なし。
巾木なしで貼る場合は注意してくださいね。
・消しゴムを使う
・激落ちくんに水をつけて軽くこする
※消しゴムで落ちない場合
・水拭き(エコカラットプラスのみ水拭き可能)
※エコカラットとエコカラットプラスの違い
→水拭き可能かどうか
壁紙の補修に使うコーキングで似た色を使い、
ヒビに薄く極少量塗ると目立ちにくくなります。
ヤヨイ化学の「ジョイントコーク」がおすすめです。
欠けた部分をシリコンコーキングを使い接着。
ですが、これは要注意です。
塗布するコーキングの量が多いと貼り付けたときに周りからはみでます。
シリコンコーキングは一度付着すると、ハチミツのように伸びてベタベタします。
もし、はみでてしまった場合は、完全に乾燥するまでは触らずに、乾燥しきった後に
爪で地道に取ると被害を抑えられます。
余談ですが、コーキングの失敗、触らなければ・・・
ということはたくさん経験しました。笑
シリコンコーキングは壁紙など内装用(水性)のコーキングと違い、コーキングガンというものにセットして使います。
ちなみにこれがコーキングガンです▼
コーキングが手元になかったので、青字で書きました、こんな感じでセットします。
※コーキングの種類等はまた別の記事にて紹介しますね。
エコカラットとタイルの違い
エコカラットは上記で説明した通り、
多孔質のセラミックスが原料の内装壁材です。
タイルは昔からあるお風呂の壁や、モザイクタイルのような細かい柄のもの、重厚感のある石目調などがあります。
・エコカラットにはないデザイン性がある
・重厚感はタイルがすごい
・単価はエコカラットと同等かそれ以上
※種類と範囲による
・施工するときに電動工具が必要+施工が大変
※エコカラットはカッターでも切れるため、細部はエコカラットの方が施工がしやすい
ちなみに、エコカラットにカッターで切り込み跡をつけて割るので、
カッターで壁紙みたくスッとは切れないです!
一度エコカラットを貼ったことがありますが、ここはかなり難しかったです・・・。
エコカラットはデザインで選ぶべし
エコカラットは調湿効果や消臭効果がありますが
壁紙同様にデザインを優先して選ぶことをおすすめします。
・除湿器、エアコンの除湿機能と比較すると吸湿量が少ない
・吸湿が一時的。吸湿量が限界に達すると、乾燥するまで吸湿できない
LIXILのホームページをみると、
吸湿量が珪藻土の約6倍、調湿壁紙の25倍以上、
エコカラットは24時間で400g/㎡と書いてあります。
某メーカーの除湿器は24時間で7.1L
つまり
2.5m(床から天井までの高さ)×7m(横幅)の範囲に、エコカラットを貼れば除湿器と同等です。
簡単に言うと、6帖の部屋の小さい方の壁2面すべてに貼るイメージです。
【おすすめ】エコカラット貼る場所
【リビング】
リビングのTV後ろの壁はおすすめです!
壁掛けTVの場合は設計の方と打ち合わせしてくださいね。
エコカラットの貼る範囲と
壁掛け金具の位置、コンセントなど
気を付けるポイントはまた別記事で解説しますね。
【トイレ】
トイレの狭い空間では消臭効果もより期待できます!
ただしエコカラットの貼る範囲には、
紙巻き器、手すり、タオル掛けが付かないことを確認しましょう。
【玄関】
玄関に入ってすぐに、おしゃれなエコカラットが目に入るので、おすすめです!
玄関正面の壁や、胸くらいの高さの玄関収納(下駄箱)の上など
さいごに
エコカラットは壁紙に比べると高価ですが、出来栄えは本当に素敵ですよ。
予算もあるので、削られがちなところではありますが、こだわりのポイントとして一か所貼ってみることをおすすめします!
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